Yashicaflex(ヤシカフレックス)S型の紹介と写真【 二眼レフ 】

ヤシカフレックスS型の紹介と写真 カメラ
さくらもち
ねえねえみんな! 最近、二眼レフカメラの魅力に気付いたよ~♪
ウサギさん
2個レンズが付いてるカメラだよね……! 使い方が難しそうだけど……
モチ
モチも二眼レフカメラ気になってたんだよねっ
さくらもち
ふふふ、さっき中古カメラショップで買ってきたのよ
でもね、使い方が分からなくて……ガシャガシャ
ウサギさん
さくらもちちゃん、壊れちゃうよ……!

こんにちは、かがみ(@cony_tas)です!

昔からフィルムカメラが大好きで所持機種も増えたので、所持しているフィルムカメラの紹介シリーズを始めてみようと思います。
デジタルカメラやユニークなカメラを搭載したスマホなんかも紹介していくかもしれません。

第一回目の今回は、動作しないジャンク品として手に入れ、修理と試し撮りを重ねた思い入れの二眼レフ、ヤシカフレックスS型を紹介します

本記事を読んで、フィルムカメラに興味を持ってもらえたらうれしいです♪

 記事でわかること

  • ・ヤシカフレックスS型との出会い
  • ・ヤシカフレックスS型の性能
  • ・ヤシカフレックスS型の作例

ヤシカフレックスS型との出会い

ヤシカフレックスS型

僕が二眼レフフィルムカメラのヤシカフレックスS型と出会ったのは、2015年頃。
当時日課になっていたヤフオクでの中古フィルムカメラ探しの時でした。

二眼レフは先にリコーフレックスというカメラを中古で購入していましたが、二眼レフの撮影の面白さにハマり、他のメーカーのものも探していたのです。笑

購入した値段は忘れてしまいましたが、動作しないジャンク品ということもあって、たしか¥5,000くらいだったと思います。

さくらもち
中古フィルムカメラは、ジャンク品だと数百円から売っているから、修理の練習にも最適♪

輸出専用二眼レフ

ヤシカフレックスは非常に多くのバリエーションがあるのでネットで情報を探すのも一苦労なのですが、どうやら僕が購入したS型は輸出専用機として製造された、世界初のセレン露出計搭載二眼レフカメラだということが分かりました。

  • セレン露出計とは
  • セレンを塗布した板と接続された検流計で光量を計測する、原始的な電気露出計。

調べた限りでは、二眼レフカメラに露出計が搭載されているのは珍しいみたいです。

また輸出専用機のためか、ネームプレートの書体が国内版と異なり、筆記体っぽくなっていてかわいいんですよね。笑

ヤシカフレックスS型のネームプレート

ヤシカフレックスS型の性能

  • 機種名:ヤシカフレックスS型
  • レンズ:Heliotar 80mm F3.5
  • 露出計:セレン露出計搭載

僕が購入した個体は、ジャンク品ということもあってシャッターはもちろん、セレン露出計も反応せず壊れていました。

シャッター部分はメカニカル式なので分解して原因が分かれば修理できるんですが、露出計修理はちょっと難易度が高いので諦めましたね……。

故障していて使うことはできませんが、露出計は下の画像のようにネームプレートをパカっと開いて光を取り込むことで適正露出を測ることができます。

ヤシカフレックスS型のセレン露出計

ヤシカフレックスS型の作例

ではここからはヤシカフレックスS型の作例を見ていきましょう♪

あ、ちなみに修理と汚れ落としに1週間くらいかかりました。笑
毎日仕事から帰ったら、よなよな修理専用のデスクに座ってガシャガシャとシャッターの故障原因を探ってました。

  • 修理した箇所
  • ・シャッター内部のバネが折れてたので、代わりのバネを加工して装着
  • ・レンズとピントガラスが汚れていたので、外してアルコール清掃
  • ・分解した際、前面の革を剥がしたので、型をとって新しい革を貼る

さて、一見順調に修理が完了したように思えますが、実は重大なミスを起こしていまして……それは後述します。苦笑

1回目の修理後の試し撮り

では、修理後の記念すべき試し撮りです! わくわく。

モチ
きっと素晴らしい写真が撮れるよね!
ヤシカフレックスS型の作例01

非常に荒ぶっておられます。

ウサギさん
すごく……前衛的です

やってしまいました。失敗です。
シャッターは切れているので、写りがこんなことになってしまう原因はただ一つ。

テイクレンズ(撮影用レンズ)の清掃時にレンズを表裏逆にはめてしまいました。泣

せっかく新しい革も貼ったのに……、仕方ないのでもう一度分解し、テイクレンズの表裏を直します。
これで再度試し撮りしてみましょう。

ヤシカフレックスS型の作例02

おお! 良い感じ。
あれ……でもなんか猫が半透明で写ってて不思議な写真ですね。

実はこれ、一枚前の写真を撮影した後、フィルムを巻き上げるの忘れて多重露光になってしまいました。笑
まぁこれはこれでフィルム特有の失敗写真って感じで味はありますね……!

再修理後の試し撮り

ここからは再修理後に綺麗に撮れた写真を紹介していきますね。

ヤシカフレックスS型の作例03

これはたしか新宿周辺で撮影スポットを探して歩いている最中に新宿御苑の外で撮りました。ピントがあまいですね。

ヤシカフレックスS型の作例04

自由が丘の海外風な撮影スポットにて。
ここで写真を撮るとインスタ映えするのでおすすめです♪

ヤシカフレックスS型の作例05

同じく自由が丘の海外風撮影スポットの橋です。男性が黄昏ていますね。

ヤシカフレックスS型の作例06

自由が丘周辺のオシャレな雑貨屋さん。
かわいい小物がたくさんありました♪

ちなみに最初の失敗写真を除いて、すべてリバーサルフィルムで撮影しました。
リバーサルフィルムは通常のネガフィルムと異なり、現像したフィルム自体に色が付いているのでそのままでも楽しめるんです。
そして色も鮮やかで綺麗なので、僕は好んで使っています!

最後に:ヤシカフレックスS型の現在

ジャンクで購入して修理、そして作例のような綺麗な写真が撮れると感動しますね!
とても60年くらい前のカメラとは思えません……。

あ、そしてヤシカフレックスS型の現状なんですが、シャッターを切りすぎてまた内部でバネが飛んでしまったっぽいです。苦笑

まぁいつでも修理できるのと、たくさん写真をとって満足したので、しばらくはカメラ棚に飾っておこうかなと思います。

メカニカル式フィルムカメラは、何十年経っても修理可能なところが良いですね。

もしあなたもこの記事を読んでフィルムカメラに興味をもっていただけたら、街の中古カメラショップやヤフオクを覗いてみてください。
あなただけの素敵なフィルムカメラと出会えることを願っています!

さくらもち
いつも遊びにきてくれて、ありがと~♪